【栄養士監修】パクチーの栄養と美容効果について

【栄養士監修】パクチーの栄養と美容効果について

流行りのパクチーにはどんな効果が?

パクチーは独特の香りを苦手とする人も多いですが、栄養価が高いハーブなので料理に入れるのがおすすめです。

パクチーにはビタミンが豊富

パクチーはビタミン類を豊富に含んでいます。
ビタミンAは粘膜を強化し、ビタミンCは皮脂の分泌を抑制してニキビを防いだりコラーゲンの生成を促進して肌にハリを与えたりします。
パクチー
免疫力アップ効果もあるため、風邪気味など体調が良くない時に食べると元気が戻ります。
ビタミンEは抗酸化作用といって、活性酸素を除去して細胞が酸化するのを防ぐ働きを持っています。
酸素を吸って生きているので、活性酸素の影響を全く受けずに生活することはできません。
元々活性酸素は外部から体内に入ったウイルスなどを撃退する働きがあるので、健康のために欠かせません。
しかし加齢や喫煙、ストレスなどで体内の活性酸素の量があまりにも多くなると、正常な細胞まで攻撃して酸化を進めてしまいます。
酸化の細胞はシミやシワなどの老化を意味しています。
パクチーを食べると抗酸化作用で活性酸素を調整できるので、いつまでも若々しい見た目を保つことができます。
また、パクチーはデトックス効果に優れています。

パクチーには重金属(カドミウムなど)の排出効果がある

私たちが毎日食べる物の中には、重金属が含まれることがあります。
有名なのは、お米に含まれるカドミウムです。
カドミウムは亜鉛や銅などと共に土の中に存在しており、その土で育ったお米を食べることで知らないうちにカドミウムを摂取しています。
カドミウムは人体に蓄積され続けると、イタイイタイ病という日本で最初の公害を発症する恐れがあります。
現代の日本はカドミウムを含む工業排水をきちんと処理しているので、一度に大量のカドミウムを摂取することはありません。
しかし、カドミウムは農薬や化学肥料、乾電池、携帯電話などの誤った廃棄法で土壌が汚染されてきた背景があるので、毎日微量のカドミウムを摂取していると、疼痛や嘔吐などの症状が出る可能性があります。
パクチーは体内の有害物質を排出する効果が高いので、カドミウムなどの重金属の蓄積を防げます。
イタイイタイ病のような重い病気を発症しなくても、重金属は血流を悪くすることで吹き出物などの原因になりますし、体に有害物質が溜まれば、内臓の調子も悪くなるため化粧ノリが良くないなどの美容面への悪影響も大きいです。
デトックスすることで血流が良くなれば肌の調子が改善して代謝もアップするため、太りにくい体質になります。

パクチーの食べ過ぎには注意

一度にたくさん食べると下痢になる人もいるので、毎日決まった量を継続して食べるのが美容効果を高めるコツです。

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