
風邪の引き始めに、、、葛根湯
風邪の引き始めに漢方薬を飲むと、症状が改善して風邪が回復することがあります。 漢方薬には様々な種類がありますが、代表的なのが葛根湯でしょう。
葛根湯は、肩こりや頭痛などの炎症や風邪の初期症状、葛根は体を温め、炎症を抑える作用があり、幅広く親しまれています。 葛根湯に含まれる生姜や葛根で身体を温め、桂皮などの生薬が血行や発汗を促して代謝を高めつつ老廃物を除去する。これが漢方薬理学的に言う辛温発表剤です。
葛根湯を飲むタイミングは?
風邪の引き始めでは、寒気や微熱が出たり、節々の痛み、喉が痛くなったりするので、そういった症状が見られたら服用するのが最適です。 しかし、発熱によって汗が出ている時や胃腸虚弱の方には注意してください。 葛根は比較的体力がある人に適した漢方薬なのです。
桂枝湯の効果
体力があまり無くて自然と汗が出てしまう人には、桂枝湯を処方することが多いです。
- 桂皮(ケイヒ)
- 芍薬(シャクヤク)
- 生姜(ショウキョウ)
- 大棗(タイソウ)
- 甘草(カンゾウ)
この5つの生薬が配合されています。 桂皮は体を温め溜まった水分を排出するので、発汗作用がさらに促進されて炎症が治まるのを早めます。 芍薬には、痛みを和らげる効果があり、炎症を起こしている部分に作用します。その他、体を温める生姜、緩和作用のある甘草などが配合されています。
一般的な漢方の飲み方
西洋医学に基づいた医薬品は食後に服用するのが多いですが、漢方薬は食前や食間に飲むのが良いです。 食前とは食事の30分前、食間は食事と食事の間なので目安は食後2時間くらいです。生薬は胃が空っぽの時によく吸収されるので、食後すぐに飲んでしまうと効果が出にくいです。 常温の水や白湯で飲むのが適しています。