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妊娠とミネラルヘルスの関係(亜鉛)

妊娠とミネラルヘルスの関係(亜鉛)

亜鉛を最も多く含むメタロチオネイン

「メタロチオネイン」 聞きなれない言葉が出てきました。 メタロチオネイン(MT)は、システインリッチなたんぱく質で、金属タンパク質とも呼ばれています。分子量6000〜7000の低分子タンパク質で、構成アミノ酸の1/3は、遊離のシステインであるため抗酸化作用があります。 また分子内のSH基によりラジカル消去作用があるため、活性酸素の防御因子になります。メタロチオネインはI型からIV 型まで存在します。 I、II型は肝臓、腎臓、膵臓、心臓などほとんどの組織に分布しています。 III型は特に脳に局在し、中枢神経に重要な機能をはたすのでは?と考えられえいます。 小腸、膵臓、舌、腎臓などでも検出されます。IV型は扁平上皮細胞にみられますが、まだ詳細は分かっていません。I型、II型アイソフォームの金属との親和性(くっつきやすい順番)はZn < Cd < Cu < Hg, Agの順です。。メタロチオネインはZn(亜鉛)Cd(カドミウム)Pb(鉛)Hg(水銀)Bi(ビスマス)金Au、銀Ag、銅Cuとくっつくことが分かっています。

メタロチオネインの役割

メタロチオネインの生理的な役割を簡単に言うと、必須微量栄養素がアンバランスにならないようにし、過剰な有害金属の解毒に関わっています。活性酸素を打ち消す役目もあり、酸化にたいする防御因子になります。まだまだ詳細は分かっていないものの、代謝(栄養素から身体に必要なものを作り上げrル作用)や転写(遺伝に関わる部分)には亜鉛が関わっていることが多いので、亜鉛を多く含むメタロチオネインは、それらの部分に亜鉛を供給する役目も担っているため、亜鉛不足は様々な問題を引き起こします。※システインが含まれている食品 ①システインは「シスチン」という形で食べ物に含まれています。(システインの分子が2つくっついたものが「シスチン」です。②シスチンを含んだものを食べると体内でシステインになります。③また、システインの原料となるのは「メチオニン」というアミノ酸ですので、メチオニンが多く含まれる食品を、次に多く含まれるのはしっかりとることが大事です。④食品では、1番目に多いのが肉類・魚介類、2番目が豆類や種実類、3番目が穀類です。4番目が穀類で、野菜や果物にはほとんど含まれていません。徹底した菜食主義では、活性酸素を打ち消す役目を持つシステインが体内で作りにくくなる可能性があります。 妊娠中は細胞分裂が盛んで活性酸素も発生しやすくなりますので、徹底した菜食主義の方は、せめて魚も取るようにしたほうが良いというのが私の考えです。参考文献:Review Zinc in Early Life: A Key Element in the Fetus and Preterm Neonate Nutrients 2015, 7, 10427–10446  NUTRIENT Gianluca Terrin 1,*, Roberto Berni Canani 2, Maria Di Chiara 1, Andrea Pietravalle 1, Vincenzo Aleandri 1,3, Francesca Conte 4 and Mario De Curtis 4 

PROFILE

医療法人淳信会理事長、ホリスティキュアメディカルクリニック院長、株式会社グリーンハート学術顧問医師masako tosaka
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