GenoEye



みつかる、ヘルスケア。

【研究】カフェインの分解遺伝子が見つかった?!

【研究】カフェインの分解遺伝子が見つかった?!

人間が1日に摂取するコーヒーの摂取量は、カフェインの代謝に関係している遺伝子によって決定されている可能性が高いと最近の研究で明らかになりました。

参照:Scientific Reports http://www.nature.com/articles/srep31590

※カフェインとは、アルカロイドの一種で、興奮作用を持っています。プリン環を持っているキサンチンの誘導体で精神刺激薬のひとつでもあります。その他の作用として、鎮痛作用や覚醒作用、利尿作用などがあります。

コーヒーを習慣的に飲んでいる人の遺伝子情報を分析した結果、カフェインの代謝を決める遺伝子変異体(PDSS2遺伝子)が特定されました。このPDSS2という遺伝子変異体がカフェインの代謝を抑えるため、変異体を持つ人はカフェインの分解が遅くなり、体内に長く残るので、コーヒーの飲量が制限されてくる訳です。

このように遺伝子の違いによって、カフェインの影響の受けやすさも違ってくるということが理解できます。 カフェイン

カフェインはコーヒーだけでなく、チョコレートやココアなどにも含まれているので、日常の中で摂取する機会は多いかと思います。肝臓にCYP1A2という遺伝子多型を持つ人は、カフェインの代謝に関わっていることが分かっています。 とある研究では、カフェイン代謝についてCYP1A2低活性型の人がコーヒーを多く飲むと、高血圧症を発症するリスクが上昇するという報告もあります。高活性型の人は、コーヒーの摂取量が増えると高血圧のリスクが低下します。

今後の研究で、カフェイン代謝だけでなく、疾患に関わる様々な遺伝子が同定されていけば、習慣的な行動にどれだけ影響を与えるかさらに判明すると期待されています。

Return Top