GenoEye



みつかる、ヘルスケア。

【驚き】プラシーボ効果とはなんぞや?

【驚き】プラシーボ効果とはなんぞや?
プラシーボ効果という言葉をご存知だろうか?プラシーボ効果 プラシーボ(Placebo)の語源は、「喜ばせる」「満足させる」という意味のラテン語からきたそうです。 そこから、患者さんを満足させるために用いられた薬理作用のない偽薬を指すようになったのです。 一般的には、医学界では乳糖や澱粉、生理食塩水が使われています。よって、プラシーボ効果は、このような薬理作用のない物質からもたらされる効果の事を言います。 現在では特に、臨床試験である薬物(被検薬)の治療効果を判定するために用いられる対照薬として用いられ、形、色、味、香り、硬度が被検薬と同一で、薬効成分は一切含まない偽薬を指します。要するに、思い込み効果。人間の「思い込み」が身体に巻き起こすこの効果と歴史について、この度TEDで動画が紹介されました。
以下、引用元 「The power of the placebo effect
スクリーンショット 2016-04-10 1.49.55 1996年に56人の被験者を集めて「Trivaricaine」と呼ばれる新しい鎮痛剤の試験が行われました。 一方の人差指には新薬の「Trivaricaine」を塗り、もう片方の指には何もしないで両方の人差指に刺激を加えます。 その後、被験者たちは「鎮痛剤を塗った方の指は、痛みが少なくなった」と回答したそうです。スクリーンショット 2016-04-10 1.51.51実際に使用された「Trivaricaine」は、実は鎮痛剤ではない偽物の薬(プラシーボ)でした。「Trivaricaine」に使用された成分には痛みを和らげる効果などは一切ありません。 この痛みを和らげたという結果が、プラシーボ効果です。スクリーンショット 2016-04-10 2.07.181700年代頃から偽薬自体は医者が使用してきたことが明らかになっています。適切な薬を入手できなかったり患者自身が「自分は病気だ」と思い込んでしまっている場合、それらの症状緩和のために、偽薬を「有効なもの」として投与してきたのです。 プラシーボ効果を発揮するためには、投与した薬が本物であると説得力を持たせるため、偽薬でも本物の治療の過程を模倣する必要があります。スクリーンショット 2016-04-10 1.50.34そこで、医者は砂糖を錠剤や粉薬にしたり、水の注射器を使用したり、はたまた手術を行った「ふり」をすることで患者の目と心を欺いてきました。その経験が、更にもう一つの使い道を導きました。スクリーンショット 2016-04-10 2.18.581950年代から、新しい治療法や新薬をテストするためのツールとして偽薬が使われるようになりました。 例えば、被験者の半分に新薬を飲ませ、もう半分には同じ見た目の偽薬を飲ませて、効果を検証します。 研究者は、被験者側が新薬を飲んだのか偽薬を飲んだのか分からないので、余計なバイアスがかからなくなると考えたようです。そうして、新薬と偽薬の効果を比較することで、薬の有効性が示されるわけです。スクリーンショット 2016-04-10 2.26.34また、偽薬でも人体に影響を与えることがあります。 偽薬を飲んだ患者が喘息や心臓病の症状を回復させるという事例も存在します。研究者の中には「もしも患者が偽の治療を本物と信じれば、回復への期待が生理的な要因となって実際に症状が回復する場合もある」とコメントする者もいます。それは、脳内神経伝達物質であるエンドルフィンなどが、血圧や心拍数を調整したり、苦痛を和らげたりする可能性があるからです。 ストレスホルモンを減少させ、病気の進行を緩やかにすることもあります。スクリーンショット 2016-04-10 2.37.19ただ、偽の治療で症状が回復したと考える場合、それは何かしらの薬や治療の効果を見逃しているという可能性があります。そして偽薬による好転結果は、時間と共に減少していくことが多いのも難点ではあります。スクリーンショット 2016-04-10 2.36.52健康食品などの広告でみられる「◯◯◯が良くなった」という事例は、プラシーボ効果による可能性が高いと言われています。 特に、不安や緊張に伴う症状や痛みを伴う症状は効果が現れやすいと言われていて、どこまでが本来の効果でどこまでがプラシーボ効果なのかが明確になっていないことが問題となっています。
Return Top